駿河湾サクラエビ秋漁 水揚げ不振で一時休漁を決定
<記事要約>
11月1日に解禁となった駿河湾サクラエビの秋漁について、静岡県桜えび漁業組合は19日に23日までの休漁を決め、漁業関係者に「桜えび休漁について」と題した文書を出した。秋漁は解禁以来、計7日間出漁。当初は広範囲の漁場に今季漁獲対象となりうるエビが確認され、資源復活の兆しがみえるとされた。しかし18日夜の操業では今季最低の約3トンの水揚げに留まった。また19日朝の大井川港では、本来漁獲対象ではない小型のエビを含む約125キロが水揚げされ、競りでは「ものがよくない」としてこの日の平均価格の4割以下の価格で競り落とされる一幕もあった。
一部の船主からは、秋漁を終えたほうがいい、という意見や、専門家からは「1歳エビは取り尽くした」との指摘も出ている。
この記事の3日前には
サクラエビ秋漁、出足順調 解禁2週間で47トン、回復途上
なんていう記事もあって、今年は順調なんだ、とか思ってたんですけど、結局厳しいみたい。
今年の春漁での水揚げが約25トンだったので、47トンって多いは多いんですよ。
水揚げがもっとあった2017年までは春漁のほうが水揚げが多くて、秋漁は春漁の半分以下っていう傾向があったので、逆転気味。秋漁でとり過ぎなんじゃないか、っていう気もしますけどね。
あと漁協の自主規制が守られていない船が、やはりあるみたいですねぇ~。
今年の春漁でも、本来指導的な立場にあるであろう副組合長の船舶による禁猟区での操業があったりと、漁協の資源保護に対する姿勢と、自主規制の有効性に疑問が持たれそう。
サクラエビ禁漁破り 静岡県桜えび漁業組合が初めて謝罪 実石組合長「事実を真摯に受け止め反省する」
サクラエビ漁は静岡県知事の許可制なので、自主規制が残念だともっと残念な結果になるように思えますねぇ。
今季秋漁、どうなるんでしょうか。
<関連エントリ>
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